書評

一時的な「勝ち」ではなく、継続的な「強さ」を身に付ける視点『1日ひとつだけ、強くなる。』

こんにちは、エンジニアのじゅそー(@juso_log)です。

プロゲーマー梅原大吾氏が自身の経験から継続的な「強さ」を手に入れるまでの過程を、20年間の戦績を振り返りながら考えてきたことが書かれている本です。

現在(2020/07/215)Kindle Unlimitedで無料です!

こんな人に是非とも読んで欲しい!

  • 格闘ゲームで少しでも強くなりたい人
  • 1つのことに人生をかけた『強さ』を見てみたい人
  • 1日1つでも成長したと実感できる習慣を身につけたい人

『1日ひとつだけ、強くなる。』について

この本では主にこのような内容を知ることができます。

  • 梅原氏の過去20年間の戦績の振り返りとその時の考え
  • 継続的に勝ち続ける「強さ」の秘訣
  • ゲームや勝負に対する取り組み方

概要

書籍名 1日ひとつだけ、強くなる。
著者 梅原大吾
出版社 KADOKAWA
出版日 2015/7/10
ページ数 261ページ
目次
  • 01 視点を高くする―ストリートファイターZERO3全国大会、17歳
  • 02 感情を支配する―Evolution2003、22歳
  • 03 成長とは変わること―闘劇2004。23歳
  • 04 飽きても続ける―プロ・ゲーマーになる、28歳
  • 05 「ここ一番」で勝つ―MADCATZ UNVEILED JAPAN、32歳
  • 06 才能を越える―今の僕が思うこと

著者のプロフィール

著者の梅原大吾氏は日本人初のプロゲーマで、「世界で最も長く賞金を稼いでいるプロ・ゲーマー」としてギネスに認定されています。

梅原 大吾

  • 1997年 格闘ゲームで日本一位
  • 1998年 格闘ゲームで世界一位
  • 2010年 スポンサー契約し、プロゲーマー
  • 2012年『勝ち続ける意志力』刊行。ベストセラーに

結果を出し続けるための考え方

本書では梅原氏が格闘ゲームと向き合う中で、継続的に勝ち続けるために考えていたことが書かれています。

常に本質からどう動くのかを考える

本書ではゲームと向き合う中で、本当に考えなければならないことを以下の言葉で表現しています。

本当に考えなければならないこと。それはゲーム全体を捉えた「視点」とでも言えばいいのだろうか。  そのゲームをどう捉えるか、どうすれば勝てるゲームなのかという視点がまずあって、そのためにどう動けばいいかを考える。これが勝負に臨むときの、僕の基本的な考え方だ。しかし、目の前の状況しか見ずにプレイしているプレイヤーが多い

ここから梅原氏は、そのゲームがどういったものなのかという「本質」を考えていることが分かります。

こうして考えると、あくまでゲームの中で考えていた思考だとしても、大きな視点でみれば応用が効く人生論のようにも感じました。

まずは本質を考えるという視点を持つ、そのためにどう動くのかを考えるという思考を、どんな場面でも思い出せるようにしたいですね。

自分の軸は絶対に崩さない

本書では、言葉の節々に梅原氏のスタンスというか、ブレない軸が見え隠れします。

自分の戦い方を崩さないこと。勝負において自分の戦い方を崩してしまうのは、最も避けるべきことのひとつ

感情に任せたプレイや自分で考えていない運に頼った方法では、自分の戦い方ではなく避けるべきこととして書かれています。

その理由は、勝っても負けても勝ち続けるための再現性がないから。

感情的になったときや単純な運で勝ってしまうと、自分の実力を過信してしまい他人からのアドバイスも聞く耳を持たなくなるそうです。

自分の頭で考えた軸がなければ、こうした一時的な運や感情に左右されて、継続的に勝ち続ける強さは一生手に入らないということが分かります。

どんなことでも最初は基本を他人から学び、自分なりに考えて軸を作る、その軸を変えずにいつも通りにやる。

こうした哲学はどんなことにでも応用できそうです。

1日1つでも気づいたことをメモする

梅原さんは1日1つでもいいので、小さなことでもメモする習慣があるそうです。

シンプルに「今日1日を思い返してみて、何か気づいたことはないか」と自分に問いかけ、思いついたことをメモする。大きな発見だけではなく、小さなことでかまわない。いや、むしろ小さなことのほうが大切くらいの気持ちがいい。

これは自分自身の成長を測るためのものであり、小さな成果というのは誰にも評価される機会がないためだといいます。

これは私もすぐに実行に移したいと思いました。

普段から人は大きな成果を基準に考えがちで、周囲の人も大きな成果を見て人を評価します。

梅原さんも大会での優勝といった大きな成果は評価されますが、その大きな成果の前には練習中に積み上げた「小さな成果」が山程あるはずです。

こういった小さな成果というのは人の目に触れることがないので、1日1つでも自分くらいは評価してあげる必要があるというのはとても理論的ですよね。

1日1つでも成長した自分を評価するという姿勢を1年間続ければ、それはやがて大きな成果に繋がると私も思います。

今日からでも1日を振り返る時間を作って、自分の小さな成果を評価してあげましょう。

まとめ:継続的な「強さ」には相応の理由がある

本記事では 『1日ひとつだけ、強くなる。』について解説しました。

要点まとめ
  • 本質から考える
  • 自分の軸は崩さない
  • 1日1つでも小さな成果を評価する

読み終えたときには、そのストイックさと論理的思考に圧倒されました…

やはりどんなジャンルでも世界1位となるような人は、自分で考えて何度も挑戦し、こうした軸を作り上げているんだなと。

ここで語られる考えは、格闘ゲームに沿った内容ではありますが、その本質は学業や仕事、スポーツなどどんなことにでも応用が効くシンプルなものです。

特に「1日1つ気づいたことをメモする」小さな成果を評価する習慣は、どんな人にでもオススメできます。

大きな成果のために、今日から小さな成果を自分だけでも評価してあげましょう。

『1日ひとつだけ、強くなる。』と合わせて読みたい本

勝ち続ける意志力 世界一プロ・ゲーマーの「仕事術」

同じ梅原氏の著書。

ベストセラーにもなった本で、本書から更に上の視点で、どんなことにも応用ができる思考に落とし込まれた良書です。

オリジナリティ 全員に好かれることを目指す時代は終わった

自分だけの軸を探すという事例では、こちらの本もオススメです。

15人の飲食に関わる職人たちが「自分の軸」を語っています。

こちらの本は書評も書いているので、参考にしてみて下さい。

その道のプロが目指す「オリジナリティ」に共通する思考こんにちは、エンジニアのじゅそー(@juso_log)です。 本田直之氏が書く「オリジナリティ」は飲食に関わる15人のプロたちの、...

 

読んで下さりありがとうございました。良い読書ライフを!