書評

『お金は寝かせて増やしなさい』投資の入門本として最適な1冊!

こんにちは、エンジニアのじゅそー(@juso_log)です。

最近コロナショックもあり、株価が下落したことで投資を始めようかなと考えた人もおおいのではないでしょうか?

その例に漏れず、私も先月から楽天証券の口座を開設しながら手探りで投資の勉強をしています。

勉強する中で、投資家のブログや本を読んでいるのですが、その中でも一番分かりやすく投資入門本として最適だと感じた『お金は寝かせて増やしなさい』を紹介します。

投資初心者におすすめの「インデックス投資」入門本

本書は投資の入門書として有名で、著者自身の経験を元にインデックス投資とは何かが解説されています。

概要

投資の世界では様々な投資手法がありますが、本書は初心者でも高パフォーマンスが期待できる『インデックス投資』に焦点を当てた1冊になっています。

以下の内容が知りたいと思う方におすすめです。

・なぜ、インデックス投資が最強なのか?
・お金を寝かせてほったらかして増やすやり方とは?
・投資を始める前に最低限すべきこと
・金融のど素人がプロに騙されないためには?
・じつは意外と難しい長期投資をコツコツ続ける秘訣
・インデックス投資をいつ終わらせればいいのか?

引用元:Amazon お金は寝かせて増やしなさい

著者

著者は水瀬ケンイチさん(@minasek)です。

「梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー」という投資ブログも運営されています。

本書を書いた時点ですが、現在あまり日本ではいないインデックス投資を15年継続しており、長期投資で利益を上げている方です。

 

投資で最も大事な軸について学ぶことができる本

それでは本書では具体的にどんな内容について学ぶことができるのか?について解説します。

インデックス投資のメリット

インデックス投資をテーマに書かれているため、なぜインデックス投資がよいのか?という点についても触れられています。

「個人投資家にとっては、個々の株式を売買したり、プロのファンドマネジャーが運用する投資信託に投資するよりも、ただインデックスファンドを買ってじっと待っている方がはるかによい結果を生む」

引用元:お金は寝かせて増やしなさい

この言葉自体は投資の名著としても知られている「ウォール街のランダム・ウォーカー」から引用されたものです。

インデックスファンドというのは、日経平均株価やTOPIXといった指標と連動するファンドのことです。

米国の場合はS&P500という指標がメジャーですが、そういった指標に連動する「インデックスファンドが、プロの運用よりも良い結果になる」というのは投資の世界では良く知られていることです。

このことも踏まえて著者は3つのメリットをあげています。

  1. 手間がかからないから
  2. 実は世界標準のスタンダードな投資法だから  
  3. お金の基礎知識として日常生活に役に立つ

インデックスファンドは手間を掛けずに良い結果を出すことのできるスタンダードな投資法というだけでなく、金融知識も身につけることができる一石二鳥の投資先です。

私も最近インデックスファンドの勉強をし始めましたばかりですが、「確実に年利10%」などというのが、ありえないという一般的な基準がわかり始めました。

こうした知識が身に付くことで、金融詐欺も判断できますし、今後長期で確定拠出年金を運用する際にも役立つということを学ぶことができました。

インデックス投資は投資初心者向き

インデックス投資がいかに初心者向きかという点についても学ぶことができます。

インデックス投資でやることはまとめると以下の3つだけです。

  1. 投資するインデックスファンドを選ぶ
  2. 毎月積み立てで投資をする(自動設定可能)
  3. 年に1回だけ「リバランス」する

最初に投資対象を選んだあとは、ひたすら自動で毎月同じ金額を積み立てるだけなので、とても分かりやすいですよね。

ただし、年に1回だけやることがあります。

それが「リバランス」です。

この楽ちんインデックス投資も、年に1回だけ、ぜひやっておきたいことがあります。それが「リバランス」 です。 リバランスとは、運用していくなかで崩れてきた資産配分(アセットアロケーション) を所定の比率に戻す作業です。資産配分が崩れたままだと、知らないうちに過剰なリスクを取ってしまう恐れがあります。

引用元:お金は寝かせて増やしなさい

毎月積み立てていったインデックスファンド大きく値上がりして、いつの間にか自分の資産の8割になっていた…なんてこともあるかもしれません。

いつの間にか、リスクを取りすぎている可能性があるため、きちんと見直す時間を作ることが大事です。

それでも年1回だけ見直すだけでいいなんて、投資初心者に優しい投資方法ですよね。

「リスク許容度」を理解する

投資には自分の「リスク許容度」を理解しておくことが重要と言われます。

本書にも以下の記載があります。

私は、インデックス投資においていちばん大切なことは、「自分のリスク許容度を知ること」だと思っています。  リスク許容度とは、投資家の許容できるリスクの範囲のことで、資産運用で発生する損失を1年間でどの程度受け入れられるかの度合いをいいます。

引用元:お金は寝かせて増やしなさい

リスク許容度は年収、年齢、家族構成、性格など人によって様々です。

私の場合であれば、20代で夫婦共働きなので60代の人と比べるとリスクを取りやすい(含み損が出ても労働収入で補える)と考えられます。

その場合、私は「リスク許容度が高い」といえますね。

ただし、リスク許容度が高いからといって、リスクの高い資産だけに集中投資するのはリスクが高すぎます。

インデックス投資では長期投資が前提となるため、必ず一時的な暴落が起こるのは避けられません。

そのとき、「自分はいくらまでの損失なら耐えられるだろうか…」と事前に考えて投資をしているかが、暴落を耐えることができるかの分かれ目だそうです。

リーマンショックのときは直近のピークから55%減まで下落したらしいので、そこまで考えた「リスク許容度」を測る必要があると学びました。

今後投資をするときには、必ず「リスク許容度」を確認して、リスクを取りすぎていないか?を見直していかなければなりませんね。

大不況時の心構え

本書でもっとも特色が出ているのが、「涙と苦労のインデックス投資家15年実践記」という章だと思います。

ここでは著者がいくつもの不況のとき、どのようにしてインデックスファンドを手放さずに長期保有し続けることができたのかがリアルに書かれています。

その中でも一番大きな不況だったリーマンショックではどのようにして乗り越えたのか?について以下のように書かれていました。

まずは、 インデックス投資の古典・名著から、勇気を分けてもらうことです。 どうしても売りたくなったときに何度も読むことで、自信を取り戻せたり、近視眼的になっていたと気づかされたりして、投資しているインデックスファンドを売却するのをなんとか思いとどまることができました。

引用元:お金は寝かせて増やしなさい

著者にとって勇気を分けてくれた「インデックス投資の古典、名著」は、先程も紹介した「ウォール街のランダム・ウォーカー」だったそうです。

インデックスファンドを長期投資をする上では、株式を保有し続けるほうが売買するよりうまくいくという結果がわかっています。

暴落時には保有し続ける方がよいという事実を再確認し、自分の投資軸を思い出すことが重要なのかもしれませんね。

私もインデックス投資を実践しているため、本書はもちろん、「ウォール街のランダム・ウォーカー」も手元に置いておこうと決めました。

インデックス投資の出口戦略

最後に「インデックス投資の出口戦略」についても具体的な方法が触れられていました。

これも貴重な情報で、他の本には投資の手法について書かれていても、最終的な出口戦略まで触れられているものは少ないです。

さらにインデックス投資については、日本では歴史が浅いため、情報量がほとんどありません。

その中で本書では3つの戦略が書かれています。

  1. リアロケーション(資産配分比率の変更)
  2. 定額ではなく定率の取り崩し
  3. 必要になったら必要な分だけ取り崩す

リアロケーションは株式ではなく、債権の比率を高めて保守的な資産の割合を増やすことを提案しています。

2つ目の定率の取り崩しについては、毎回取り崩し金額が変わることを前提として、生活費の足しにするような崩し方です。

3つ目はお金を必要なだけ取り崩していくシンプルな方法です。

どれも人によって意見が分かれそうですが、出口を考える上で大事なことが書かれていました。

腹に落としておきたいのは、私たち投資家がコントロールできるのは、コストと、せいぜいざっくりとしたリスクまでで、将来のリターンはコントロールできないということです。

引用元:お金は寝かせて増やしなさい

最終的なリターンはコントロールできないので、コントロールできる範囲で適切な出口戦略を考えることが重要ということです。

これを踏まえ、私は資産の拡大を目指して投資をするのはもちろんですが、最終的に出口は生活状況から判断すればいいかなと考えています。

出口戦略は大事ですが、取り崩すときにはお金をどのように使うのかという目的に合わせていくことが一番大事ですよね。

生活の足しにしたいのか、用事があって使うのか、そのときにならないとわかりませんが、今は出口戦略の選択肢を増やしていくべきと考えています。

まとめ:『お金は寝かせて増やしなさい』は投資入門本として最適!

本記事では、投資入門本として最適だと感じた『お金は寝かせて増やしなさい』を紹介しました。

私が本書で学んだ要点をまとめます。

要点まとめ
  • インデックス投資のメリット
  • インデックス投資は投資初心者向き
  • 「リスク許容度」を理解する
  • 大不況時の心構え
  • インデックス投資の出口戦略

あなたも本書を読んで、一緒にインデックス投資で資産を拡大していきましょう!

本書の中では何度も「ウォール街のランダム・ウォーカー」が登場します。

それほどの名著なので、是非合わせて読むことをおすすめします。

 

読んで下さりありがとうございました。