読書をしているとき、どんな場所に線を引いたらいいのか分からない…
私も読書を始めた頃は、線を引くことそのものに抵抗がありました。
しかし、線を引くことで読書の知識が身につく実感を得てからは、なるべく意識した線の引き方を考えるようになりました。
本記事では、読書の効果を高めるための線の引き方について解説します。
線の引き方を変えると、読書の内容が頭に残りやすくなりますよ。
これから読書のするときには、線の引き方を意識していきましょう。
まず読書は目的から考えよう

読書をするときには、まず「何を目的にその本を読むのか」を考えましよう。
難しい理由を考えなくても構いません。
帯の言葉に引かれて、その情報を知りたくなった、タイトルの言葉を少しでも理解したいと思った、など本を手にしたときの目的を確認することが大事です。
目的を確認することで、自分がその本を読んでいる間に線を引くべき場所が何となく変わってきます。
【読書効果を高める】線を引く場所はここを押さえよう

読書はとことん線を引いて汚すべき、というのが私の考えです。
そんな私ですが、難しい線の引き方は特にしていなくて、赤いボールペン一本で気ままに線を引いたりコメントを書いたりしています。
主に線を引く場所は、
- 「客観的に」重要な所
- 「主観的に」面白い所
この2つが大きなポイントです。
「客観的に」重要な所
「客観的に」というのが重要で、これは著者が恐らく伝えたいであろう主張などが当てはまります。
多くの場合、本の「はじめに」や「おわりに」に伝えたかった主張が書かれていることが多いです。
そういったポイント最初に読むことで、読書中にも「著者が伝えたい主張」を意識しながら読むことができるようになりますよ。
ここをしっかりと線を引いて置くことで、その本の主旨が大まかにつかめますし、他の行よりも印象に残しやすくなります。
はじめにや目次、おわりにを読んでから、著者がどんな内容を述べたくて書いているのかを抑えておきましょう。
「主観的に」面白い所
こちらも非常に大事なところです。
読書中、自分がその本を読んでいる意味を高めるためにも、自分が感じた気持ちや自分だからこそ響いた言葉などに線を引いていきましょう。
これは本を読む目的に関連する場合が多いです。そのため、本を読む前には、「なぜその本を読むのか」という目的が重要になります。
自分なりの考えや反応を本と対話するイメージで、どんどん余白に書き込んでいきましょう。
本は先に活字が書き込まれているノートだと思うと、余白に書き込むのが少しずつ楽しくなってきますよ。
「主観的に」線を引く場所がないと、誰が読んでも同じ場所に線が引かれている要点集になってしまうので、予め意識して自分の意見を書き込んでいきましょう。
色分けしても面白い
私は道具を揃えるのが面倒なので1色で適当に線を引いていますが、3色ボールペンを使った線の引き方も面白いですよ。
- 赤:客観的に見て重要な所
- 青:客観的に見てまあまあ重要な所
- 緑:主観的に見て面白いと感じたり、興味がある所
この方法はこちらの本で紹介されている線の引き方ですが、色でなぜその線を引いたかが分かりやすくなります。
この方法を使うと、自分がなぜそこに線を引いたのかが一目瞭然ですよね。
3色までならそこまで面倒でもないと思うので、ぜひお試し下さい。
(私も3色ボールペン買ったら試してみようと思います。)
【読書効果を最大限に】情報をノートにまとめよう

読書後はできればいつでも参照できるように線を引いた場所を情報としてノートにまとめておきましょう。
ノートとはいっても紙のノートは検索性も低く、書くのも大変なので、私はエバーノートをおすすめしています。

お気に入りの本であれば、何度も読み返す前提でノートにはまとめないというのもアリだと思いますが、基本は全て読書ノートとしてエバーノートに保存しています。
もし3色で線を引いている人は、このときにエバーノートで文字色を変える、もしくは蛍光ペンでラインを引くなど分かりやすくしておくと良いですね。
こうすることで、自分がその本を読んだあとの「客観的な視点」と「主観的な視点」の両方が1つのノートで見返すことができます。
すぐに見返すことができる状態にしておくと、記憶の定着率も上がりますし、新しい発想も生まれやすくなりますよ。
まとめ:読書は視点を分けて線を引こう!
本記事では、読書の効果を高めるための線の引き方について解説しました。
要点をまとめます。
- はじめにや終わりにを読んで「客観的に」重要な所
- 本を読む目的に合わせて「主観的に」面白い所
- 線を引いた場所は読書ノートにまとめる
こうして線を引く場所を意識するだけで、同じ本でも読み方が変わってくると思います。
ぜひ客観的な視点と主観的な視点をあわせて線を引くことを試してみて下さい。
線の引き方はこれらの本でも学ぶことができますよ。
読んで下さりありがとうございました。