- 投資を始めたいけど、何に投資したらいいのかわからない
- 投資信託に投資したいけど、商品が多すぎて分からない
私も最近投資を始めて、現在は投資信託と海外ETFに投資をしています。
その中でもこれから投資を初めてする人には、特に投資信託をおすすめしたいなと感じました。
本記事では私が投資を行ってきて感じた、初めて投資をするなら投資信託がおすすめな理由と具体的なおすすめの投資信託を解説していきます。
本記事を読むことで、どんな基準で投資信託を選ぶべきなのかがわかるようになりますよ。
なぜ初めての投資は投資信託がおすすめなのか

分散して投資ができる
投資信託は分散して投資ができるという大きなメリットがあります。
もし、自分が個別の株を購入して運用する場合、任天堂の株を買っていたとすると、任天堂の株が下落した時に大きな影響を受けますよね。
しかし、投資信託は詰め合わせなので、任天堂だけでなくSONYやトヨタ、三菱UFG銀行なども入っています。
どれか1つの株価が下がっても、全体で見ればその影響を少なくできるというのが分散投資のメリット。
その分大きく増える可能性も減りますが、安定した運用をしたい人にとってはとてもマッチした投資商品です。
手軽に海外にも投資ができる
投資信託を使うことで手軽に海外に投資することができるというのもメリットです。
普通に生活していたら、海外の情報は手に入りにくいですし、自分で情報収集するのも大変ですよね。
でも投資信託であれば、全世界の株へ投資するような投資信託があり、プロがその銘柄の選定から運用までやってくれます。
世界に魅力的な投資先があると感じれば、その投資信託を購入するだけで済むので、とても手軽に投資ができるようになりますよ。
分散投資という面でも日本だけに投資するのはリスクがあるため、幅広い国へ投資するというのもリスクを下げるための方法の1つになります。
こうした手軽に海外に投資できる点は投資信託のメリットです。
初めて投資信託を購入するときのポイント

投資信託のメリットが分かったところで、次は選ぶときのポイントを解説します。
初めて投資信託を購入するときは以下の3つのポイントは意識するようにして下さい。
①信託報酬の安いもの
1つ目のポイントは信託報酬がなるべく安いものを買うことです。
信託報酬とは、運用してもらう代わりに支払う報酬です。
投資信託を購入すると、年率でいくら手数料を払うというのが商品ごとに決められているので、これをしっかり確認するようにするのがポイント。
例えば200万円を信託報酬1%の商品を1年運用した場合、毎年2万円払うことになります。
1%と聞くと小さく感じるかもしれませんが、2万円支払うとなると結構大きく感じますよね。
これが毎年必要になってくるため、なるべく信託報酬は安いものを選ぶようにしましょう。
②販売手数料が安いネット証券で買う
2つ目のポイントは販売手数料が安いネット証券で買うことです。
投資信託は銀行の窓口などでも購入することができますが、絶対にネット証券で購入するようにして下さい。
その理由は、銀行は購入する度に販売手数料がかかるため、余計なお金を支払うことになるからです。
ネット証券の多くは販売手数料が無料になっていて、ユーザーへ利益を重視しているのに対し、銀行は自社の利益のために売っている姿勢の違いがあります。
自分で投資対象を選ぶことで余計なお金を払うことがないように、しっかりと知識を身につけてネット証券で買い付けるようにしましょう。
③毎月分配型を選ばない
3つ目のポイントは毎月分配型の投資信託を選ばないことです。
毎月分配型とは?
毎月分配型とは投資信託を購入している人に毎月、分配金を支払ってくれるというものです。
通常の投資信託は年1度の分配金であるため、その頻度に大きな違いがあります。
なぜ毎月分配型がいけないのか?というと、本来の分配金の意味からずれており、元本を切り崩して返却されているだけの場合があるからです。
本来分配金は、預かったお金を運用して利益が出たときに、その利益から配当をするというものですよね。
しかし毎月分配型の場合、毎月のように利益を配当する必要があるわけですが、実態は元本を切り崩して毎月の配当をしている可能性があります。
そうなると、その投資信託は運用に失敗しているだけでなく、実際の投資信託の価格も下がっていくため、売却時に損をすることになりかねません。
毎月分配型は本来の配当金とは違うため、結果的に損をする可能性が高いため選ばないようにしましょう。
初めて買うならどの投資信託がおすすめ?

以上のポイントを踏まえながら、実際に投資信託を選んでいきましょう。
私も実際に選ぶときにはとても悩んだので、どのように選ぶべきなのかを解説していきます。
インデックスファンドを選ぶ
まず初めて投資信託を選ぶときは『インデックスファンド』を選びましょう。
- インデックスファンド…指標に連動する投資信託
- アクティブファンド…プロが株や債券を選んで作る投資信託
指標に連動する投資信託?というと分かりにくいかもしれません。
指標というのはよくニュースでやっている日経平均株価やNYダウ平均株価といったものです。
日経平均株価とは?
「日経平均」とは、日本経済新聞社が東証1部に上場する企業の中から業種等のバランスを考慮して選んだ、日本を代表する225社の平均株価です。「日経平均株価」「日経225」などと呼ばれることもあります。
こうした指標を使うことで、日本の株式市場全体を大まかに見ることができるのですが、これを投資信託でも買うことができるのがインデックスファンド。
日経平均株価に連動するインデックスファンドの場合は、日経平均株価に含まれる225社を機械的に購入して作った投資信託ということです。
なぜアクティブファンドではなくインデックスファンドなのかというと、アクティブファンドはプロが頑張って運用するため手数料が高いんですよね。
更にどの株が上がるかを当て続けることは結局誰にもできないので、一時的に成績がよくても、結局インデックスファンドのほうが優秀というケースがほとんど。
そのため、初めて投資信託を購入する人はインデックスファンドを選ぶのがおすすめです。
S&P500連動型がおすすめ
どのインデックスファンドを選ぶのがおすすめかという点ですが、私はS&P500に連動した投資信託をおすすめします。
※あくまで私がいいと思っているだけなので、最終的には自分の判断で選ぶことが大事ですよ!
S&P500とは?
主要上場市場が米国の取引所(ニューヨーク証券取引所、NSDAQ等)の米国企業で、流動性がある大型株から選ばれた500銘柄で構成されています。
簡単に言えばアメリカの大きな企業をまとめて見ることができる指標だと思って下さい。
なぜS&P500なのかという理由としては、以下のチャートを見れば分かりやすいかと思います。
※以下のチャートは全期間を対象としているため、若干期間の差があります。
- S&P500

- 日経平均株価

S&P500は何度か経済不況時に下落はしているものの、全体を通してキレイな右肩上がりなんですよね。
S&P500に投資をしていた人は15年保有していれば、どの期間に購入していたとしても収支がプラスになるという結果研究結果も出ています。
対して日経平均を見ると、バブル期に移行から下がり続け、最近アベノミクスの効果で上がってきてはいますが右肩上がりとはいきません。
もちろんこれは過去の話で、未来はどうなるかはわかりませんが、右肩上がりで成長し続けている米国に投資するというのは選択肢としては妥当かなと思います。
S&P500に連動した投資信託はいくつかありますが、先程紹介した選ぶポイントを満たしているこちらがおすすめ。
銘柄 | 信託報酬 |
SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド | 0.0938% |
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 0.0968% |
『SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド』はSBI証券限定でしか購入できませんが、信託報酬が一番安いです。
『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』は楽天証券などでも購入でき、信託報酬もかなり安く設定されています。
正直、信託報酬0.03%の差は金額が大きくなければ気にする必要はないので、自分が持っている口座に合わせて選ぶのが良いと思います。
私は楽天証券を使っているため、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)を選んでいます。
まとめ:初めての投資はインデックスファンドを購入しよう!

本記事では私が投資を行ってきて感じた、初めて投資をするなら投資信託がおすすめな理由と具体的なおすすめの投資信託を解説しました。
要点をまとめます。
- 分散して投資ができる
- 手軽に海外にも投資ができる
- ①信託報酬の安いもの
- ②販売手数料が安いネット証券で買う
- ③毎月分配型を選ばない
どの投資信託を買うか悩んだらS&P500連動型の以下がおすすめ
- SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
初めて投資信託を買うのであれば口座開設の手続きがネットだけで済み、画面も見やすいため楽天証券から始めるのがおすすめです。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)も含め良い投資信託が揃っています。
初めて投資をする人の1歩目を踏み出すきっかけになればとても嬉しいです。
是非あなたもギャンブルではなく堅実な資産運用で、資産を増やしていきましょう。
読んで下さりありがとうございました。