投資初心者にはインデックス投資がいいって聞いたけど、なんでいいのか分からない…
最近投資を始めて、現在インデックスファンドと高配当の海外ETFに投資をしています。
右も左も分からない中で投資をするのはやっぱり怖いですよね。
初心者向けの投資本を読んでみると、共通して書いてあることが「インデックス投資」というものでした。
とても優秀な投資手法で、誰でもできるということだったので今回はこのインデックス投資について掘り下げたいと思います。
本記事では、インデックス投資とはどういったものなのか、なぜインデックス投資がおすすめなのかについて解説します。
本記事を読むことで、インデックス投資を始めるための知識を身につけることができますよ。
インデックスとは?

「インデックス投資」のインデックスとは何か?ということから解説していきます。
金融資産の指標のこと
インデックスとは日本語に直すと、指数や指標といった意味合いですが、投資におけるインデックスとは金融資産の指標のことを指します。
よくニュースで日経平均株価やTOPIXといった言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか?
それが指標です。
例えば、日経平均株価の場合、東証1部に上場する企業の中から選んだ255社の平均株価です。
日経平均株価をみることで、日本の株式市場の大まかな値動きを把握することができます。
インデックスはそういった市場全体を把握するためなどに使われる指標と覚えておいて下さい。
インデックスの種類
インデックスには多くの種類があります。
資産の種類 | インデックス例 | インデックスを構成している銘柄 |
---|---|---|
日本株式 | 日経平均株価 | 日本企業を代表する大型225社 |
TOPIX | 東証1部上場の全銘柄(約1,700社) | |
外国株式 | S&P 500 | 米国企業を代表する大型500社 |
ダウ平均 | 米国企業を代表する大型25社 | |
NASDAQ | 米新興市場NASDAQ上場の全銘柄 | |
MSCI コクサイ・インデックス | 日本以外の先進国(22か国)の主要銘柄 | |
MSCI エマージング・マーケット・インデックス | 中国やインドなど新興国(25か国)の主要銘柄 | |
日本債券 | NOMURA-BPI 総合指数 | 国債や社債など日本債券の主要銘柄 |
ここに表記したのはインデックスの中でもごく一部で、数千以上のものが存在しているそうです。
株式だけなく、債権や不動産、コモディティ(石油や金)といったものまで、幅広い金融資産に対してインデックスが設定されているので、とてもじゃないですが素人が選ぶものではないですね。
とりあえず、インデックスとは多くの種類があるということを覚えておいて下さい。
インデックスファンドとは
次にインデックスファンドですが、これは「インデックスと同じ値動きをするように設計された投資商品」のことです。
例えば、日経平均株価のインデックスファンドで考えてみましょう。
日経平均株価のインデックスファンドは、日経平均と同じ値動きをする投資商品です。
そのため、日経平均株価を算出する際に選ばれている銘柄を使って※ファンドを作れば、その通り同じ値動きになりますよね。
※ファンドとは?
「投資信託(ファンド)」とは、一言でいえば「投資家から集めたお金をひとつの大きな資金としてまとめ、運用の専門家が株式や債権などに投資・運用する商品で、その運用成果が投資家それぞれの投資額に応じて分配される仕組みの金融商品」
引用元:投資信託協会
インデックスファンドと呼ばれるものは、全て元になるインデックスが決まっており、その値動きに合わせるように機械的にファンドをを作っています。
こうしたインデックスファンドに投資を行い長期保有することをインデックス投資と呼びます。
なぜインデックス投資がおすすめ?

インデックスファンドについて理解したところで、なぜ初心者インデックスファンドがおすすめされているのかを解説します。
インデックス投資には4つのメリットがあります。
分散投資ができる
先程ファンドの仕組みは解説しましたが、インデックスファンドは基本的に幅広い銘柄に投資を行います。
具体的な例で考えてみましょう。
例えば、日経平均株価のインデックスファンドであれば255社に投資して作成されていますし、S&P500のインデックスファンドであれば500社に投資されています。
どの投資本でも1つの銘柄に集中投資するのはリスクが高すぎる(その会社が潰れると価値が0になってしまう)とされていて分散投資がおすすめされていました。
インデックスファンドであれば、投資対象は1つのインデックスファンドですが、実際は数百社に分散して投資をすることが可能というメリットがあります。
手間がかからない
インデックス投資はとにかく手間がかかりません。
というのも、自分で銘柄を選ぶ必要がないので、毎月定額を積み立て設定しておくだけでおわりです。
もし自分が1つ1つの企業を分析してポートフォリオを作成するとなると、フルタイムで働いている人にとっては厳しいですよね。
インデックス投資では、そういった企業を選ぶための手間が全く必要ないこともメリットです。
最初に正しくインデックスファンドを選ぶことができれば、やることはほとんどありません。
成績が優秀
インデックスファンドは基本的に成績が優秀です。
インデックスファンドとは別に、アクティブファンドというものがあります。
アクティブファンドとは、独自の銘柄選択や資産配分により、株価指数等の動きを上回る投資成果を目標とする運用方法のことを言います。
引用元:セゾン投信
要するに証券会社のプロたちが、インデックスを上回ることを目標として、銘柄の分析や配分を考えて作ったファンドということです。
プロが運用してくれるため、一見成績がよくなりそうに見えますが実際はアクティブファンドはインデックスファンドに勝てないそうです。
もちろん一部のアクティブファンドが一時的な利回りで勝つことはありますが、勝率でいえばアメリカの場合は8.1%しか無いそうです。
結局プロに運用してもらうよりも、インデックスファンドによって市場全体に投資をする方が成績がよいということは大きなメリットでしょう。
少額から投資できる
インデックスファンドは少額から投資が可能です。
投資信託の場合は100円から購入できるものも多く、日本株を始めるよりは遥かにハードルが低いです。
実際私が購入している楽天VTIという投資信託も人気がありながら100円ちょっとで購入ができます。
初心者であればあるほど、一番最初の投資は少ない金額から始めたいですよね?
私も最初1000円から始めたのですが、投資に慣れる意味でもインデックスファンドはとてもにおすすめです。
インデックスファンドの選び方

インデックスファンドの具体的な選び方ですが、いくつかポイントがあります。
最低限のポイントを押さえる
インデックスファンドを選ぶ時に気をつけるべき最低限のポイントは、以下の3つです。
- 信託報酬の安いもの
- 販売手数料が安いネット証券で買える
- 毎月分配型を選ばない
全て大事なポイントなので、絶対に忘れないようにしましょう。
この条件を満たしていないインデックスファンドがあれば問答無用では排除して大丈夫です。
おすすめのインデックスファンド
最後におすすめのインデックスファンドを紹介します。
あくまで私が思っているだけなので、参考程度にしておいて下さい。
私個人では積立NISAを使った楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)の積立を行っているのですが、ポイントを抑えたよい商品なのでおすすめです。
楽天VTI以外のインデックスファンド以外でポイント3つを抑えているおすすめインデックスファンドはこちら。あくまで一例です。
- eMAXISSlim米国株式(S&P500)
- 楽天・全世界株式インデックス・ファンド
- eMAXISSlim先進国株式インデックス
- eMAXISSlim全世界株式(オール・カントリー)
米国だけでは不安だと言う人は、全世界株式か先進国のインデックスへ投資するのもいいですね。
eMAXISSlimは業界手数料最安値を目指して作られているインデックスファンドのため、信託報酬がとても安く設定されています。
とても優秀で人気のあるファンドたちなので、参考にしてみて下さい。
まとめ:投資はインデックス投資から始めよう!

本記事では、インデックス投資とはどういったものなのか、なぜインデックス投資がおすすめなのかについて解説しました。
要点をまとめます。
- インデックス投資は手間もリスクも抑えられる
- インデックスファンドは選ぶポイントを押さえる
インデックス投資は手軽な価格から始めることができリスクも抑えられている、とても優秀な投資方法です。
もしこれから投資を始めるのであれば、堅実に資産を増やすことができるインデックス投資を始めてみてはいかがでしょうか?
今回紹介したインデックスファンドは楽天証券から購入することができます。
楽天証券は画面が見やすく、積立の設定も簡単なので初心者におすすめの証券会社です。
読んで下さりありがとうございました。