Nicon D5600ってどんな使用感?
どんな人にオススメの機種?
本記事では私がNicon D5600 ダブルズームキットを選んだ理由と使用感について紹介します。
2016年からの人気の機種であるD5600について、購入時に調べて考慮した点や、一ヶ月使ってみて便利だと思ったことについて紹介していこうと思います。
D5000シリーズの最新機種
まずニコンの一眼レフは数字でシリーズが分かれています。
D1桁・D3桁・D4桁と分かれていて、D4桁であればD3000・D5000・D7000といったようにシリーズになっています。
D5600はD5000シリーズの一つです。
初めて一眼レフを購入するという方であれば、このD4桁シリーズから選ぶのが無難です。
D3桁は金銭的負担が多く、機能の差異も理解できていない状態で買うのはリスクが高いですし、使いこなせないままカメラをやめてしまう…なんてことも考えられます。
では入門機としてD4桁がD3000・D5000・D7000とある中で、私は価格と使用目的から考えました。
各シリーズ最新機種の本体価格はこのようになってます(価格.com調べ5/27時点)。
- D3400 ¥40,800
- D5600 ¥64,250
- D7500 ¥104,800
この価格差を見るだけである程度購入できる目安の価格帯がわかるのではないでしょうか?
私は上限10万円を考えていたので、D5600が価格だけで見ると丁度良かったです。
この価格はボディ(本体)だけのため、ここにレンズやSDカードを追加していくことを考えると、D7500は予算をオーバーしてしまいます。
D7500とD5600の機能を単純に比べてみると、大きく機能差があるのは高速連続撮影のみのようだったので、予算を増やすということはしませんでした。
レースの撮影など連写機能を使用する予定がある場合は、頑張って背伸びしてもいいかもしれません。
このように私の場合は価格と使用用途から、D5600が自分のニーズにあっているなと絞りこんでいきました。
レンズキットの選び方
D5600に決めた私でしたが、次に考えなければならなかったのがレンズキットです。
入門機と言われているD4桁シリーズには、付属でレンズも安く購入できるレンズキットがあります。
D5600を購入する上で考慮した選択肢は4つありました。
- ダブルレンズキット
- 18-55 VR レンズキット
- 18-140 VR レンズキット
- 本体+単焦点レンズ
1.ダブルズームキット
私は最終的にこのキットを購入しました。
付属で付くレンズは二つで、単体のレンズキットにもなっている「AF-P DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR」と望遠レンズの「AF-P DX NIKKOR 70-300mm f/4.5-6.3G ED VR」です。
正直なところ望遠レンズは使う用途も決まっておらず、レンズ交換も手間だなと最初は思っていました。
ダブルレンズキットにした理由は、口コミに望遠レンズの性能が非常に良いと書かれており、評判が良かったためです。
D5600を買うのであればダブルレンズキットじゃなければ意味がないとまで言っている方もいたことも決め手でした。
価格も一万円も変わらず、評判のいいレンズが手に入るのであれば持っておいて損はないと勢いで購入しましたが、結果的には大正解でした。
↓の写真は池の中の蓮を望遠レンズで撮ったものです。

写りも綺麗で望遠レンズの中ではとても軽いです。
そして実際に使ってみると、想像しているより遠くのものをズームで撮りたいことが多いです。写真を取りに出かけたときには、使わない日はありません。
レンズ交換が手間というデメリットはありますが、撮りたい写真が撮れるのであれば私の場合は苦になりませんでした。
2.18-55 VR レンズキット
レンズキットの中で一番価格が安く、扱いやすい標準レンズのキットです。ダブルズームキットの片方はこのレンズキットのレンズと同じです。
私はこのレンズキットを選択肢としては一番低く考えていました。理由としては、このレンズは手軽で持ち出しやすいメリットがある反面、18-55mmのみであればこの価格にプラスして望遠レンズを入れてもさほど変わらないかなと。
実際はこのレンズが基本で手軽に一眼レフを楽しむのには向いているとは思いますが、物足りなくなることも想像できました。
3.18-140 VR レンズキット
こちらの選択肢もしばらく悩みました。
レンズの知識があまりない状態で調べていたこともありますが、一つのレンズで18-140mmまで使えるのであればレンズ交換の手間もいらずに遠くのものを撮れるので、一石二鳥では?と考えていました。
実際その通りではあるのですが、調べていくうちに問題点もわかるようになりました。
まず便利ズームと言われている焦点距離が長いものは、確かに一本のレンズだけである程度撮りたい範囲のものは撮ることができます。
しかし一つにまとめたことでレンズの価格が高いこと、望遠レンズよりは遠くのものは撮れないし単焦点レンズのようにぼかした写真も撮れない、レンズが18-55mmのものと比べると重いなどのデメリットもあります。
便利であるが故に中途半端になってしまう気がしてしまい、今回は考慮から外しました。
4.本体+単焦点レンズ
最終的にダブルズームキットと悩んだのがこの組み合わせです。
レンズキットでついてくるレンズではなく、ボディと単焦点レンズを別々に購入して使用するという考えが、ブログや口コミを見ているうちに選択肢の一つとして浮上しました。
この組み合わせのメリットは単焦点レンズを持つことで、撮影の基本となることを学ぶことができるからです。
単焦点レンズとは焦点距離が固定でズームができないレンズのことで、ズームができない代わりに価格が安く性能はとてもよく、さらに軽いというメリットがあります。
おそらくカメラを趣味としている人は必ず持っているレンズのため、後から買うのであれば最初に単焦点レンズで練習しながら、他の欲しいレンズを足していくという方法もありました。
しかし今回は初めての一眼レフということもあり、幅広い範囲を撮れるレンズに心が自然と惹かれたため見送りました。
ダブルズームキットがオススメ
以上のような選択肢がありましたが、個人的に望遠レンズが性能が良く、楽しく撮影ができたため、ダブルズームキットをオススメしたいです。
実際に使ってみて感じましたが、この価格で手に入るのであればD5600から一眼レフを持つ人はダブルレンズキット一択だと思います。
と、言いながら悩んでいた単焦点レンズは結局2週間後に購入しました。
価格が手ごろにも関わらず映りは素晴らしいの一言です。ボケ感を楽しみたい!という方はこれを一番最初に持つのもいいかもしれませんね。

バリアングル液晶モニター
レンズキットの話からは離れて、D5600ボディ自体の話ですが購入の際にいいなと思ったのがこのバリアングル液晶モニターです。
バリアングル液晶モニターとは、液晶が上下左右に動かすことができる液晶のことです。
この機能最初はどんな用途で使うのかわからなかったんですが、今ではちょくちょく使ってます。
例えば地面から空に向かって写真を撮りたいと考えたとします。その時カメラは地面にあるので、ファインダーを覗くことができませんよね?
そんな時にこのバリアングル液晶モニターに撮影画面を表示して自分が見えるよう動かしてあげることで、ファインダーを覗かなくても撮れる写真を写すことができます。
無理やり寝そべって撮ることも出来なくはないですが、地面スレスレから上に向かって撮るのは厳しいことが多いです。
そんなときこの自由に動くバリアングル液晶が活躍するので、あってよかったなと思える機能でした。
Bluetooth機能
撮った写真を誰かに共有したいと思う人は、恐らく一番重要な機能です。
一眼レフで撮った写真を手間なくスマートフォンに送ることができるため、Twitterなどにすぐ投稿するこも可能です。
D5600にはBluetooth機能があり、専用のアプリをスマートフォンにインストールすることで、撮った写真を自動で転送することができます。
綺麗に撮れた写真をすぐSNSにアップすることができるので、実際これまでスマートフォンで撮っていたような流れで使うことができています。
まとめ
本記事では私がNicon D5600 ダブルズームキットを選んだ理由と使用感について紹介しました。
- 今から一眼レフ買いたいけど、どれを選んでいいか分からないという方
⇛D5600のダブルズームキット
- 少し慣れてきた人、お金に余裕がある人
⇛単焦点レンズを追加
一眼レフはスマホで取れないような、そこでしか見れない一瞬を綺麗に切り取ることができます。きっと旅行やイベントの時はd5600 ダブルズームキットがあれば大活躍してくれるはずです。
D5600の購入に悩んでいる人の参考になれば嬉しいです。
読んで下さりありがとうございました。