キャリア

SESに将来性はある?元SIer社員が解説します。

こんにちは、エンジニアのじゅそー(@juso_log)です。

こんな疑問に答えます

今SESで働いているけど、SESに将来性はある?

SESってネットで調べても暗い話題が多く、IT業界の闇として扱われることが多いですよね。

私は元々大手のSIerで働いていて、SESの方とも一緒に大規模なプロジェクトに参加していました。

本記事では、SESに将来性があるか?について元SIer社員の目線から考えてみようと思います。

この記事を読んで、SESにいて現状に悩んでいる人は業界全体を見通して、自分のキャリアを考えていきましょう。

SES業界の将来性

まずはSES業界自体の将来性について見ていきましょう。

SIer(SES)業界の構造

SIerとSESは切っても切り離せない関係にあります。

SESはこの2次請け、3次請けといった場所に位置することが多いです。

  1. 大手SIerが仕事を他の企業や国、地方などからAシステム構築の仕事を受ける
  2. 大手SIerが見積もりを行い、必要になる人数を把握する
  3. 開発やテストといった下流工程に必要な人をSESへ発注する
  4. 中堅、中小SIerに所属している人がAシステム構築へアサインされる
  5. アサインされた人はAシステムを構築するお手伝いのため、大手SIerへ常駐

このような流れでシステム構築が進められるため、SESで働くひとはSIerの仕事に依存しているといって良いでしょう。

SESのビジネスモデル

SIer業界の中でSESはSIerに対してエンジニアとしての労働力を提供することが報酬となるため、勤務時間そのものが会社の利益になります。

要するにSES企業は人を雇って、その人を売ることができれば成果に関わらず利益が出る仕組みになっています。

しかし、こうしたSES企業の利益というのは、ピラミッド構造の上からピンハネされており、薄利多売のビジネスモデルになっているのが現状。

ピラミッドの上位から給与が高くなるような仕組みになっていて、大手SIer<中堅SIer<中小SIer…というように待遇面などが会社で決まってしまいます。

SES業界の今後

少なくとも数十年はSESがなくなることはないと思います。

その理由としてはSIerのビジネスモデルが変わらない限り、SESのビジネスモデルも成り立つからです。

ただし、以下の理由から少しずつ業界が変わっていくことも考えられます。

  • パブリッククラウドの発展でシステム構築のハードルが下がったことで、自社でエンジニアを抱える企業も出てきた
  • 大手SIerでも技術力不足が問題視されており、今後はマネジメントだけでなく内製化できるように育成に力を入れようとしている

こうした流れがあるのは確かですが、元々大手SIerにいた身からすれば、現場の状況が変わるのは早くて10年後くらいになるのではないかなと。

たとえ内製化が進んだとしたら、求められる業務量は減るかもしれませんが、単純な労働力としてSESの人材が不要になることはないでしょう。

世間の企業が全て自社でエンジニアを抱える米国のようにならない限り、SES自体は続いていくと考えられます。

SESに所属するエンジニアの将来性

SES業界は今後も残り続けるといいましたが、SESに所属するエンジニアは早めに抜け出すことをおすすめします。

SES自体は未経験のキャリアから実務経験を積んだり、プログラミングスキルを覚えるきっかけになったりと良い面もあるのですが、将来性という観点では以下の理由からおすすめしません。

年収が上がらない

SIer業界の構造でもお話したとおり、SESはSIer業界の末端で薄利多売のビジネスモデルで成り立っています。

そのためSESに所属している限り、よりピラミッドの上にいる企業には給与や待遇面で必ず劣ってしまい、その後も必ず頭打ちになります。

キャリアパスが描きづらい

SESでは担当する案件がどんなスキルを使用していて、どんなポジションで業務をするのかが、運に左右される部分が多いです。

そのため、自分のスキルをどう伸ばしていくかのキャリアパスがとても描きづらいという障害があります。

もちろんある程度の希望は出せますが、SES企業は働いていない期間のエンジニアをなるべく出したくないので、人手が足りない案件に放り込まれる方が多いんですよね。

こうした環境で長期的なキャリアパスを描くのは難しいです。

雇用への不安

将来性という面で見ると、SESは雇用面でも不安が残ります。

基本的にエンジニアとしての労働力を提供するのがSES企業のビジネスモデルになるため、年次が上がった人は扱いづらくなっていくんですよね。

40代以降では専門性を極めるか、管理職になるかという道しかないでしょう。

キャリアパスを描きづらいデメリットもあり、明確な強みがない人材は社内で居場所がなくなり、真っ先に切られる可能性もあります。

SESからは早めに抜け出そう

SES業界は続いていくと思いますが、SESで働くエンジニアの将来性は暗いです。

なるべくSESで働いている人は将来を見据えて早めに抜け出すことをおすすめします。

転職先としては自社サービスがある企業やスキルに強みがある企業がおすすめですが、待遇を重視するならピラミッドの上を目指して大手SIerというのもいいですね。

転職は年齢が若いほど有利

SESから転職を考えるのであれば、年齢が若いほど有利です。

ある程度の実績を積むことができれば、SES以外の将来性が見込める自社サービス企業やスキルの高い企業に転職しましょう。

転職市場では20代<30代<40代と年齢が上がるほど転職のハードルが上がります。

なるべく早めに準備しておくことが、転職活動を成功させるカギになりますよ。

SESで身につけたスキルを活用しよう

転職を考えるのであれば、なるべくSESで身につけたスキルを活用していきましょう。

SESでも実務で利用したスキルというのは実績になります。

保守だけやってました、というのは少し難しいですが、PHPやJavaを使った開発経験やインフラを担当していて基礎知識があるという状態であれば転職は難しくないです。

SESでする仕事も自分の身につけたいスキルに寄せて、転職に活用できるようにしておきましょう。

将来性のあるスキルを身に付けよう

SIer業界にで働いていると、どうしても枯れた技術に偏りがちです。

もし、現状転職に活用できるスキルがないという人は、プライベートの時間でプログラミングやAWSなどのパブリッククラウドのスキルを身につけることをおすすめします。

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もしプログラミングスキルを短期間で習得したいのであれば、プログラミングスクールを活用するのもおすすめです。

テックキャンプなんかは無料で体験会に参加できるので一度受けて判断してみて下さい。

まとめ:SESの将来性を踏まえて早めに行動しましょう!

本記事では、SESに将来性があるか?について元SIer社員の目線から考えてみました。

要点をまとめます。

要点まとめ
  • SES業界は今後も続いていく
  • SESで働くエンジニアは年収やキャリアパスなどの将来性がなくなりそう
  • 抜け出すなら早めに行動しよう

SESは未経験から入るには入り口が広く、研修や業務経験を積めるので良い環境ではありますが、将来性という点では少し懸念が残ります。

できればSESを上手く使って経験を積んだ後、それを足がかりに自社サービス、社内SEなどへ転職することをおすすめします。

SIerやSESといったIT業界特有の関係性は非常に分かりにくいので、必ずIT業界に精通しているエージェントと話すようにしましょう。

オススメの転職エージェント

私はレバテックキャリアをオススメしています。

ITを専門にしているので情報収集するとき、転職エージェントがSIer・SESを把握した上で情報提供してくれますよ。

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ITを専門にしていることもあり、SESの事情を汲み取った上で相談に乗ってくれます。

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読んで下さりありがとうございました。